天祥院 英智-Eichi Tensyoin-

恋を纏う君は、どんな姿になるのかな。
ふふっ、実はちょっと楽しみにしていたんだ。
僕が差し出すこの靴で、君がどんな顔をしてくれるのか。
喜んでくれたら嬉しいなって思ってたんだけど、どうかな?

Character

大財閥天祥院家の一人息子にして『fine』を率いるリーダー、天祥院英智。夢ノ咲学院卒業後には自ら事務所も立ち上げたその名を知らぬものは、業界ではそういないだろう。アイドルというものへの憧れを一つの形として実現させた青年は、柔らかい物腰で微笑みを絶やさぬ博愛主義者であり、誰よりもアイドルを愛している。されどその微笑みの下には穏やかなばかりではない、情け容赦のない辛辣さも持ち合わせている。病弱な身体に生まれ付いたことから入退院を繰り返したこともあり、自分はどれだけの生を歩めるものかと時に苦悩を抱える繊細さの反面、己なりの芯を持っている。冷静で思慮深いように見えてお茶目な部分もあり、面白そうだと感じたことに首を突っ込む積極性もその一つと言って良いだろう。こういうことがしてみたかった、を形にできるだけの力を持つだけに時には我儘で人を振り回すことも。大財閥の子息らしく世間知らずな部分も多くあるものの、経験として楽しげに触れる姿などは年相応の姿と言えよう。アイドルとしては優しく繊細な歌声、上品で温かみがあるパフォーマンスをその気品ある姿で演出する。けして柔らかなばかりではないが、その根底には愛を持つアイドルだ。この度のモデル起用についても、彼女と共に仕事ができることを楽しみにしている様子。

Sample role

SavneHAV──と言うと、新しい靴のブランドだったよね?(イメージモデルへの抜擢の話を耳にして、問いかけたのはおおよそ確認の意味が強かった。確か彼女がモデルを勤めるそれの新ラインだったはず、と記憶を辿ればそれが女性用の靴であることはすぐに理解できることだ。となれば身に付けるのは自分自身ではない。だからイメージモデルかというところまでを理解して、そこからがまた次なる疑問への扉となろう。先の確認へ頷きの肯定が得られたならば、にっこりと柔らかに笑みを浮かべて次を紡ぐ。)うん、そうだよね。じゃあどうして、僕なのかな?(それは純粋な疑問のようでいて、指名の意図を問うようにして、微笑み首を傾けた。『fine』に、ならば自分だけに名指しはしないだろう。天祥院英智に、という抜擢ならばそれはアイドルとしてのイメージを求められていると思っても良いものか、と。抜擢を喜ばしく思う反面、肩書きをいくつか持てば求められているものを考えてしまう。背負いがちなのはきっと悪い癖だとも思っているけれど。そうしてデザイナーからの指名と聞けば、そうと微笑みを深めて頷きもしよう。拘りの強いデザイナーと聞いているから、問う必要もなかったかなと肩の力を抜いた。)それならしっかり、“王子様”をしないといけないね。楽しみだな。(イメージモデルということは、実際に身につけるのではなくその品の印象を正しく表現することになるだろう。それが男の自分に任せられているならば、商品コンセプトも含めればきっと贈る側を連想されているのだろう。実際には詳しく聞いてみなければいけないけれど、恋を纏う靴ならば相手が必要なのだから。彼女と共演することになるならば、これが初めてになる。それならきっと誰よりも、特別のイメージを改めて考えなくたって体現できる気がしていた。)