Profile
Name
百瀬詩都花
Shizuka Momose
Jewel
チャロアイト
(魅惑)
Birthday
7月8日
Height
165cm
Bust
C
Color
想紫苑
(#776AAC)
最近では世界各国のリゾート地にも進出を果たしているホテル王の一人娘。幼少期から、文字通り、蝶よ花よと育てられた少女は、深窓の令嬢と呼ぶに相応しい見目と優雅な立ち居振る舞いにて、美しい花弁を綻ばせた。されど、少女を例えるとすれば、「花」よりも「蝶」の方が相応しかろう。事実、少女自身が、自らを「蝶」と称している。その所以はといえば、彼女が花洛学園に咲き誇る、可憐な、清楚な、艶美な、耽美な、様々な美しく愛らしい花へ手を伸ばし、その蜜を啜ることを好むからだ。花畑に舞う蝶の如き気まぐれさを伴って、あちらこちらへひらりひらりと舞う少女は、ここ2年ばかりにおける恋愛において歴戦連勝であり、甘美な蜜を取り逃がしたことはない。だからこそ、少女の貌を見遣ったとき、多くのものは驚くのだ。その眼窩に嵌められたやや翳りのある紫の色彩に、言葉を失う。その美しさのなかに影を抱く虹彩は、紛れもなく、少女が失恋をした証であるから。さて、それでは好奇心の赴くままに少女に尋ねてみよう。貴女の初めての恋はどんなものだったのか、と──さすれば少女は僅かに眉をひそめて、されど直ぐに平素の笑みを湛えたまま、「意地悪な人ね、あなた」という前置きとともに語ってくれるはずだ。そして、最後には、こう締めくくる。「恋は終わるから、尊いの」と。永劫の恋なんて、信じないわと──たおやかに微笑みながら少女はまた、刹那の恋を求め、いとおしげに多くの花を見る。
わたくしのことをね、とてもかわいがってくれる方だったわ。幼い頃から憧れていたのだけれど、中学入学と同時くらいかしら、わたくしの瞳が紫に変わったの。痛くて、彼のことが見えなくなる日はとても怖くて──ふふ、今考えると、あのときのわたくしは恋が叶うって妄信していたのね。終わりはとても呆気なかった。彼から招待状が届いたの。結婚式の招待状よ。彼の相手は、異国の女性で、彼はそのまま彼女とともに旅立って仕舞ったわ。わたくしは、視力は失わなかったけれど、もうこの瞳が彼の姿を映すことはないのでしょうね。誤解しないで頂戴ね。もう割り切ってるのよ?だって──初恋が叶ったって、いつか別れが来ていたと思うもの。屹度ね、初恋に限らず、恋って終わるから尊いのよ。刹那の光だから美しいの。