あなた達も二人で寫眞を?いえ。今週もう3組目なの。ふふふ。
素敵な戯れが流行っているというのはどうやら本当のことのようね。
え? 嗚、ふふ、……不思議な色でしょう? 
けれど、あまりじっと見ては駄目。捕まってしまうかもしれないから。
──なあんて、ね。私が恥しいだけなの。気にしないで頂戴。
さ、撮影室へ案内するわ。飛び切り綺麗に撮って差し上げる。

瀬尾来冬子 瀬尾 来冬子 Kotoko Senoh

Profile/Data

誕生日│学年│身長│バストサイズ

5月26日生│20歳│159cm│C

宝石(石言葉)│印象色

ウォーターオパール(幸運を呼ぶ)│セレスト(#73aed5)

Character

花洛学園の正門から街へと続く小路を真っ直ぐに進み、稲荷神を祀る神社の鳥居を目印に三叉路を左へ。日中でもランプの光芒が燈るミルクホールの隣の隣。西洋の建造物を髣髴とさせる煉瓦造りの洋館がひそやかに佇んでいる。門扉はすっかりと蔦に覆われて、掲げた看板はアイビーの葉によって所々隠されているから初めて訪れるときは惑ってしまうだろうけれど、玄関扉前に濃桃色のブーゲンビリアのリースが飾ってあれば、正解故にご安心を。そして、それこそが「瀬尾写真館」が営業中の証。街に2軒しかない写真館の1つを半年ほど前に継いだのが、前店主の孫娘にあたる瀬野来冬子である。とはいえ、前店主すら女のことを孫娘だと認識し得なかったようだ。そもそも瀬野の母、即ち、前店主の一人娘が「田舎暮らしは厭だ」と街を飛び出したのが未だ明治の世──それよりこの方、帰省はおろか便り一つも届かなかった。既に親子の縁は切れたのだと在りし日の娘の写真を見詰めていた、とある冬の日。控えめなノックの音と共に前店主の前に現れたのが来冬子である。その見目は、前店主が持していた写真の中のモデルと瓜二つ。直感的に血の繋がりを感じ取ったものの、すぐに受け入れることが出来なかったのは娘の瞳が、虹色を閉じ込めた蒼に染まっていたためだ。理由を幾度尋ねようと明瞭なる解が齎されることは無く、また、その傍らに嘗て家を飛び出していった娘の姿も無かったことから、前店主は「異人との間に出来た孫娘」との判を下すに落ち着くも、未だ姿を見せぬ母親を慮ってか此の娘はただ曖昧に微笑むばかりだ。とはいえ、此処は地縁濃き小さな町。異人の瞳の噂は瞬く間に広がり、保守的な老人からは憐憫混ざりし奇異の視線を受け、井戸端会議が好きな婦人たちからは好奇の視線を受けるばかり。故に、滅多に外出はせず、日中はほぼ写真館において仕事に没頭するばかりの日々をすごしている。客人を相手とする際には物腰柔らかな所作にて対応をしながらも、雑談にも応ずる姿から察するに元来の性格はどうやらお話好きの人懐っこい娘であった様子。但し、カメラに向かう際には柔い微笑みも瞬く間に解け、別人の如き様相を顕とする。

Fiance

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