小さいころはお伽噺の王子様に憧れたんだ。
お姫様に掛かった呪いを解く王子様になりたかった。
けれど、そうはなれないんだと成長とともに気付かされた。
その上自分に呪いが掛かるんだから、世の中っていうのは不思議だね。
──ああ、大丈夫。君の呪いを解けるひとは、きっと君の傍にいる。
ただし、何かを得るには何かを失うことを忘れてはいけないよ。

朋海 四条 朋海 Tomomi Shijo

Profile/Data

誕生日│学年│身長│バストサイズ

12月9日生│19歳│165cm│B

宝石(石言葉)│印象色

黒真珠(静かな心強さ)│孔雀緑(#008E74)

Character

「華族に生まれた少女は皆、お伽噺の姫君のよう。」家に縛られ、行動を制限され、好きなひとを愛することさえ許されない。女学校に通いながらも、卒業を待たずしての婚姻もあり得ること。故に、在学中だけでも自身がなりたい自分でありたいと思っていた。──お伽噺の王子様。当時はまだ珍しかった断髪に、幼い頃からの中性的な顔立ちが手伝って、それらしく見えた時期もあっただろう。容姿だけでなく、常に穏やかで優しい気性であれと言い聞かせてきた。然程目立たず、けれど関わったひとが密やかに囁いてくれることを望んで過ごす日々に、色が付いたのはいつだったか。それは鮮やかな希望であり、恐ろしい呪いでもあった。心が色付くのと同時に、瞳に薄らと色が付いていく。色付きながら、色を奪っていく。自身が呪われる身であることに嘆き、自制が利かず、悩み、なのに初めて知る気持ちは嬉しくて、夢を見てばかりの少女から大人の女性になったような気もしていた。呪いを解くために家族が大騒ぎして、ありとあらゆる手段を講じたものの、一向に改善が見られないまま時だけが過ぎた。原因不明の不治の病で、もう治る見込みはないと、そう諦めかけたとき、解放の日は突然訪れた。失ったものの大きさと手許に残された小さな光に、それこそ失明してしまいそうなほどに静かに涙を流したけれど、現在は後遺症として瞳に僅かに色が残ったのみ。卒業と同時に両親に勧められるまま侯爵家に嫁ぐと、望まれるままに妻という役柄を演じている。写真を撮られるのを嫌がり、家族写真が少ないことを除けば、「できた妻だ」と夫に言わしめるくらいには。

Fiance

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